2025年02月16日(日) 来る5月2日に決定された「山口祭」を思いて・・・ (徒歩)
天皇陛下の御治定(ごじじょう:重要な祭儀の日時を定める)により、第63回神宮式年遷宮の始まりを告げる祭典「山口祭」と「木本祭(このもとさい)」は、5月2日に斎行されることが決定された。(2025年02月14日 神宮司廳が発表)
私がお伊勢さん125社に興味を持ち始めたのは2010年。すでに宇治橋は架け替えられ、第62回神宮式年遷宮は始まっていた。その後、神宮だけでなく、地域の神社やお祭り、歴史にも興味が広がった。かつては神社には(伊勢神宮にも)興味がなく、過去を振り返らない人間だったから、180°の方向転換である。
こんな私が神宮式年遷宮をひと通り体感するには、あと5年は必要だ。まずは、神宮式年遷宮の始まりを告げる「山口祭」。
第62回の山口祭について記録されたこちらのブログを参考に、思いを馳せた。
【参考】
- 伊勢神宮 山口祭 2005年5月 | かみがきのページ
まずは、神宮司廳に掲げられている[神宮式年造營廳]の看板を実見してから
【内宮の「山口祭」祭場】
こちらを訪れた。
ここは朝熊宇治岳道の入口付近で、次の道標が建てられている。
この道標は、伊勢市の石造遺物(伊勢市教育委員会)に掲載の 表四 道標一覧表 D3 である。
道路を挟んだ向い側には巨大な磐座があり、その前は広く平らになっている。そこが内宮での山口祭の祭場となる。
当然のことながら、重要な祭典の祭場となる場所なので、立ち入りは制限されていた。
また、斜面は歩きやすいように階段が整備され
上まで続いている。
現時点では立ち入れないので、以前に訪れた時の様子を紹介しておこう。
【参考】
- お伊勢さん125社まいり(内宮めぐり・五十鈴川めぐりの一部)他でのぶらり 2018年08月04日
このように、内宮では宮域から少し外れた場所(現在は津長神社に同座されている石井(いわい)神社の旧跡とされている)に祭場が設定されている。
【外宮の「山口祭」祭場】
一方、こちらは外宮の宮域内。
外宮の「山口祭」祭場は、
土宮に向かって左側である。
この付近のようだ。
外宮で別宮をお参りした際に、目にしているはずの場所。